- ジュエリーコーディネーター3級を取りたいけど、独学で合格できるのか不安…
- テキストのボリュームに圧倒されて、何から手をつければいいかわからない
- 勉強時間が限られている中で、効率よく合格を目指したい!
ジュエリー業界は未経験でしたが、ブログで結婚指輪について発信するうちに、「もっと正しい知識を身につけたい」という気持ちが強くなり、ジュエリーコーディネーター3級の資格に挑戦しました。
試験前の約2ヶ月間、限られた時間の中で合計64時間ほど勉強し、独学で無事に合格することができました。
この記事では、ジュエリーコーディネーター3級に独学で合格するための教材選び・スケジュール・勉強法・つまずきやすいポイントとその対策まで、私の実体験をもとに詳しく解説しています。

ジュエリーの知識ゼロからでも、計画的に進めれば合格は十分に狙えます。ぜひこの記事を最後まで読んで、あなたの一歩を踏み出してみてください。
ジュエリーコーディネーター3級ってどんな資格?
ジュエリーコーディネーター3級は、ジュエリーの基礎知識や接客スキルを学べる入門資格です。
ここでは資格の概要と、私自身の受験体験を元にした難易度や合格率予想をご紹介します。
3級ってどんなことが学べるの?


ジュエリーコーディネーター3級は、宝石や貴金属の知識だけでなく、接客マナーや販売の基礎知識まで身につけられる資格となっています。
3級公式テキストのおおまかな内容
- ジュエリーの歴史や市場
- 宝石・貴金属の基礎知識
- ジュエリーのデザイン・製造・加工
- ジュエリーの種類
- 販売やコーディネートの基本
3級は“入門編”という位置づけのため、基礎知識を広く浅く網羅していたという印象でした。
3級の難易度は?未経験でも大丈夫?
3級 | 2級 | 1級 | |
---|---|---|---|
難易度 | 店舗で販売業務をする人 | 店長、チーフ | 地域のマネージャー 企業の教育担当 |
合格率 ※当サイト予想 | 約69.2% | 約51.5% ※全科目合格者のみ | 合格数が少なく予想不可 |
※この数値は、公式サイトで発表している2024年8月~2025年3月の合格者の番号一覧を参考にChatGTPが予測した数値です。番号一覧から抜けている番号を予測して合格率を予想しているので、あくまで参考程度にしてください。
結論から言うと、未経験でも十分に合格可能です。
出題はマークシート式で、記述式の問題はなく、過去問を繰り返し説けば合格できるレベルだと思います。
私自身、ジュエリー業界はまったくの未経験でしたが、試験の約2か月前から独学をスタートし、平日1時間・週末3時間のペースで、合計およそ60時間ほど勉強しました。
ただし、出題範囲が広く、普段あまり聞き慣れない用語も多いため、「どこをどう勉強するか」の計画がとても大切になります。



「ジュエリーが好き」「知識を深めたい」という気持ちがあれば、まったくの初心者でも独学で十分チャレンジできる資格です
【3点でOK】独学で合格するために使った教材・参考書
私が勉強し使用したアイテムはこの3つです。公式サイトで揃えて、8,140円かかりました。
3級受験に使った教材
- 3級公式テキスト
- 過去問4冊
- ジュエリーのデザイン・製造・加工
①ジュエリーコーディネーター3級公式テキスト5,500円(税込)


ジュエリーコーディネーター3級の試験は、日本ジュエリー協会(JJA)発行の公式テキストが基本です。
内容は約280ページとボリュームがありますが、この1冊に必要な知識がすべて詰まっています。
まず私は、1番最初にこのテキストをざっくり流し読みしました。わからない単語はスルーしつつ、「全体像」を把握する目的です。
ボリュームが多くて流し読みだけでも、16時間くらいかかりましたが、どんな内容が出題されるのかを先に掴んでおくことで、出題される問題の構成が把握しやすくなりました。



2025年2月にテキストの改訂が行われたため、現在は黄色の表紙になっています
②過去問4冊 660円×4冊=2,640円


次に私が使用したのは、過去2回分の検定試験が1冊にまとまった公式の過去問題集です。(価格:税込660円/冊)
公式サイトで4冊分(=計8回分)を購入し、実際の出題傾向を掴むために繰り返し解きました。
過去問を解くと、自分の理解不足な分野がはっきり見えてきます。
「過去問を解く→復習→もう一度解く」この繰り返しが、合格に直結した一番の学習法だったと感じています。
③YouTubeの動画・ネット情報・ChatGPT
公式テキストや過去問を解いても頭に入らなかった部分は、ピンポイントで補助教材を利用しました。
- YouTubeの動画
- 「JEWELRY SQUARE(ジュエリースクエア)」のHP
- ChatGPTで語呂合わせを作成
YouTubeの動画
私が補助教材として1番活用したのが「YouTube」でした。
特にアクセサリーの製造工程や道具の使い方など、写真だけではイメージしにくい部分は動画で理解するのがスムーズでした。
「JEWELRY SQUARE(ジュエリースクエア)」のHP


次にご紹介するのは「JEWELRY SQUARE(ジュエリースクエア)」さんのサイトです。
このサイトはジュエリーの販売がメインですが、「JEWELRY SQUARE MEDIA」で掲載されている宝石の写真がとにかく美しいんです!!
私はカラーストーンの名前と色を覚えるのが苦手だったので、色別に美しい宝石を紹介!宝石図鑑には大変お世話になりました!



眺めているだけでワクワクするようなアクセサリーや宝石の写真ばかりで、ジュエリー好きな方には是非見てほしいサイトです
ChatGPTで語呂合わせを作成


最後にご紹介するのは、会話型オープンAIのChatGPTです。
まるっと暗記しなくてはいけない内容は、ChatGPTに語呂合わせを考えてもらい覚えるようにしました。
イラストにして、視覚化するとより覚えやすかったです


私は特に誕生石やカラーストーンの色を覚えるときに活躍しました。
私が独学で3級合格した勉強法
ここでは、ジュエリー業界未経験の私が独学で3級に合格した勉強法をご紹介します。
1日の勉強時間とスケジュール
私が勉強を始めたのは試験の約2ヶ月前。1週間ごとにおおまかな目標を決めて進めました。
- 平日:1日1時間 × 週5日
- 週末:1日3時間ほど
まとまった時間が取れるときには過去問を集中して解き、すきま時間にはスマホの単語帳で暗記をしたり、ジュエリー関連のYouTubeで知識を深めたりしていました。
特に週末は家族がいて時間がとりづらかったので、仕事や家事の合間でも少しずつ勉強を進められる工夫を意識していました。
勉強の進め方(週ごとの実践記録)


約280ページある公式テキストを、まずはざっと一周。
わからない単語もたくさん出てきましたが、最初は深追いせずに全体の流れをつかむことを重視しました。
予想以上にボリュームがあって、流し読みでも時間がかかりました。
過去問8回分を時間を測って本番形式で解いてみることに。1週目の結果は、正解率50〜60%ほどでした。
ブログで学んでいたり、接客業の経験に関連する分野は得点しやすかったです。しかし、真珠やカラーストーンなど全くわからない問題も多く、自分の弱点を痛感。
間違えた問題はジャンルごとに分類し、公式テキストに戻って該当部分を再読。
さらに、理解しづらいところはYouTube動画で補強して、動画や写真を見ることで記憶に定着しやすくなりました。
正解率は70〜80%に上昇。特に、2回連続で間違えた問題は注意すべきポイントだと判断し、スマホの単語帳にまとめてスキマ時間に解くようにしました。暗記系(誕生石・宝石の特徴など)は、語呂合わせを使って楽しく覚えました。(ChatGPTに語呂合わせを作ってもらいました)
残り1週間は「全てを網羅」ではなく、間違えた問題だけを集中的に復習しました。過去問に付箋を貼り、そこだけをピンポイントで解くことで、より効率的に確認できました。この頃には、正解率90%以上を安定して出せるようになっていました。
独学でつまずいた3つのポイントとその乗り越え方
ここでは、私がジュエリーコーディネーター3級の勉強中に特に苦労した3つの分野をご紹介します。
いずれも出題頻度が高く、つまずきやすいポイントなので、これから勉強する方の参考になれば嬉しいです。
3級受験で苦労した分野
- カラーストーンの色の覚え方に苦戦
- 真珠の色(干渉色・下地色・実体色)の理解
- 照明と色彩の用語についての理解
①カラーストーンの色の覚え方に苦戦


出題例:「この中でピンク色の宝石を1つ選べ」
a:ゴッシェナイト b:ヒデナイト c:パライパ・トルマリン d:モルガナイト
カラーストーンは、同じ鉱物でも色ごとに変種名があるので、とにかく覚える数が多くて大変でした。
たとえば「ベリル族」の鉱物は、色によって「エメラルド(緑)」「アクアマリン(青)」「ゴッシェナイト(透明)」「モルガナイト(薄ピンク)」など、呼び名が変わります。
過去問によく出る鉱物優先で語呂合わせで覚えたり、カラーチャートを作って視覚的に整理したのが大きな助けになりました。
②真珠の色(干渉色・下地色・実体色)の理解に時間がかかった


出題例:「真珠の色に関する文章のうち正しいものを1つ選べ」
a:真珠養殖中に形成される…
b:真珠の色は母貝が餌として…
c:炭酸カルシウムが餌として…
d:色の要因として…たんぱく質に…
真珠の色に関する問題は頻出ですが、毎回文章の内容が微妙に異なり、正確な理解が求められます。
特に混乱したのが、「干渉色」「下地色」「実体色」という3つの色の違いです。
それぞれの説明文が公式テキストでは600文字前後あり、しかも出題される年によって微妙に違う表現をしてくるため、「なんとなくの理解」では対応できません。
- 各色の説明を要点ごとにまとめ直す
- 類似表現と混同しないよう、比較表を作る
私はこの対策として、上記のように分けて記憶する戦略を取りました。
③照明と色彩の用語がとにかく紛らわしかった


出題例:「照明と色彩に関する用語と最も関係の深い文章を選びなさい」
a:演色性 b:照度 c:色温度 d:照度 e:色感
A:太陽から放射される…
B:同じルビーでも…
C:可視光のうち…
D:ジュエリーの照明を…
E:全体が明るいと…
F:可視光は、…
G:指向性の強い…
このジャンルは、用語の説明が長くて曖昧な表現が多いため、すごく混乱しました。
しかも、一見似たような内容の選択肢が複数あり、「どれも当てはまりそう」に見えるのが難しさの原因です。
- 各用語の意味を短く自分の言葉で書き直す
- 該当しない用語と何が違うのかをセットで整理
この照明と色彩の問題は出題方法を変えて、ほぼ毎年出題されているジャンルなので必ず点が取れるように、重点的に勉強したのが合格につながったと思っています。
まとめ:これからジュエリーコーディネーター3級に挑戦する人へ
私はジュエリー業界の経験がまったくありませんでした。
正直、テキストを開いたときは「ページ数が多くて覚えるのが大変そう…」と不安になりましたが、計画的にコツコツ進めれば、独学でも十分に合格できます。
最初はわからないことばかりでしたが、用語に少しずつ慣れ、過去問で出題の傾向がつかめるようになると、点数が目に見えて上がってきて、自信につながりました。
私は美しいジュエリーを見るのが好きだったので、YouTubeの動画や写真を使って視覚的に覚える方法が自分には合っていました。
3級では基本的な内容が中心ですが、資格を取ったことで、ジュエリーのパーツやデザイン、自分の体型に合うかどうかなど、これまで気にしていなかったポイントにも目が向くようになりました。
このブログが、あなたの「やってみよう!」という一歩を後押しできたら嬉しいです。
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