少人数婚や家族婚を予定している方にとって、席次の決め方は意外と悩むポイント。
「何人までなら1テーブルがいいの?」「両親の席はどこが正解?」など、決まりがないぶん迷ってしまいますよね。
この記事では、ゲストの人数別におすすめの席次レイアウトをわかりやすく解説しています。
10人前後のアットホームなスタイルから、20人・30人の親族中心の披露宴まで、家族婚ならではの席次マナーや注意点も一緒にまとめています。
「どんな座り方がちょうどいいのかな?」と迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
家族婚・少人数婚の席次は“囲むスタイル”が正解!
【実例】10人の家族婚の様子

家族だけで行う結婚式では、ゲスト全員で1つのテーブルを囲むスタイルが人気です。
新郎新婦との距離が近く、自然と会話がはずむのがこのスタイルの魅力。複数テーブルよりも一体感が生まれやすく、家族婚ならではの温かな雰囲気を演出できますよ。
でも実際には、「何人くらいまでなら囲むスタイルができるの?」「人数が多いときはどうすればいい?」と悩む方も多いはず。
そこで次の章では、ゲストの人数に応じたおすすめの席次スタイルをわかりやすく紹介していきます。
【人数別】少人数向け結婚式のテーブル配置例
ここでは人数別のテーブル配置おすすめパターンをご紹介します。
メリット・デメリットもご紹介しているので、ふたりが大切にしたいおもてなしに合った席次はどんなものか、一緒に考えてみて下さいね。
1.テーブルひとつを全員で囲む【10人前後】

10人前後の少人数婚なら、1本の長テーブルで全員が顔を合わせられる配置がおすすめです。
中でも人気なのが、新郎新婦の座る位置を工夫した下記の2つのスタイルです。
1-1. 新郎新婦が誕生日席に座るパターン

メリット | デメリット |
---|---|
新郎新婦に視線が集まりやすい 両家が自然と向かい合い、会話が生まれやすい 一体感があり、アットホームな雰囲気を演出できる | 端に座ると一部のゲスト同士が会話しにくい |
1つ目はテーブルの短辺側に新郎新婦が並んで座る形式です。
両家のゲストは長辺側に向かい合うように座るため、会話が生まれやすいのが特長です。

私もこの誕生日席パターンで会食を行いました。新郎新婦⇔ゲスト同士の表情が見やすく、とても会話が弾みました
1-2. 新郎新婦が並んで中央に座るパターン


メリット | デメリット |
---|---|
新郎新婦と家族の距離が近い 新郎新婦がどのゲストとも話しやすい位置になる | お互いの家族間の交流がしづらい |
新郎新婦が中央に座るパターンは、新郎新婦と家族との距離が近いカジュアルなスタイルです。
家族が近くにいるので、会話が盛り上がりやすく、和やかな雰囲気になりやすいでしょう。
ただしお互いの家族間の交流がしづらいため、中央にいる新郎新婦がうまく進行させて橋渡しをすることが大切です。
2. 高砂+長テーブル2つ【20人前後】




メリット | デメリット |
---|---|
どの席からも新郎新婦が見やすい 両家のバランスがとりやすく、視線も集めやすい 高齢者や子連れも動きやすい導線をつくりやすい | お互いの親族と交流しずらい |
20人前後になると、1本のテーブルでは少し窮屈になるため、くし型(ロの字に近い配置)やコの字型にテーブルを並べるスタイルがおすすめです。
新郎新婦は中央のテーブル、両側のテーブルに親族をバランスよく配置すると、全体の統一感あり◎
司会者がいなくても視線が集まりやすく、上座・下座の位置関係もわかりやすいため、空間にまとまりが生まれやすいのもこのスタイルの特長です。
3. 高砂+円卓複数【30人前後】




メリット | デメリット |
---|---|
家族・親族・友人などをグループごとに分けやすく安心感がある 上座・下座を意識すればフォーマルな印象に整えやすい | ゲスト同士の交流が限定的になりやすい 席次によっては姿勢を変える負担がある |
30人を超える場合は、丸テーブルをいくつか配置する「ちらし型レイアウト」がおすすめです。
多人数の結婚式でも使われるフォーマルな席次スタイルで、親族と友人が混在するような結婚式にも適しています。
たとえば、友人ゲストを親族とは別のテーブルに分けることで、気まずさを感じさせにくいのもこのスタイルの利点です。
また、同じ家族・世代で1卓にまとめやすく、会話しやすい距離感や安心感を保つことができます。
ただし、丸テーブルでは新郎新婦の席に背を向けるゲストが出やすく、視線が集まりにくい点に注意が必要です。
特に高齢のゲストにとっては、体の向きを変えるのが負担になることもあるため、上座の位置や座らせる方への配慮が大切です。
席次の基本的な考え方
ここでは、席次を決めるときに必ず押さえておきたい3つの基本ルールをご紹介します。
① 左が新郎側、右が新婦側


高砂席に向かって左が新郎側、右が新婦側というのが基本の並びです。
ただし、新郎が婿入りする場合などは左右を逆にするのが昔ながらのしきたりとなります。
とはいえ最近では形式にとらわれすぎず、両家の意向を尊重して柔軟に決めることが主流です。
どちらにするか迷ったら、ご両親とも相談のうえで決めると安心です。
②上座と下座


- 上座(かみざ)
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新郎新婦から近い席。
年齢が高い方、目上の方、主賓やゲストが座ります。 - 下座(しもざ)
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新郎新婦から遠い席。
年若い方や目下の方、ゲストをもてなす側の方が座ります。
フォーマルな結婚式では、主賓や年長者、遠方からのゲストなどを上座に、両親や兄弟姉妹などホスト側のゲストは下座に配置するのが一般的なマナーです。
とはいえ、家族婚ではこのルールにとらわれすぎる必要はありません。
ゲストの年齢構成や関係性に応じて、「みんながリラックスして過ごせるか?」を基準に配置するのがおすすめです。
形式にとらわれすぎず、柔軟にアレンジすることが、心地よい空間づくりにつながります。
③1卓の中にも上座・下座がある


1卓の中でも、高砂席(新郎新婦)に近い席ほど「上座」、遠い席が「下座」とされます。
たとえば長テーブルの場合は、上座に年長の親族や目上のゲストを、下座に兄弟姉妹や両親を配置するのが一般的です。
また、夫婦で参列する場合は、夫を上座、妻を下座にするのが基本的なマナーです。
ただし家族婚の場合は、形式にとらわれすぎず、あえて両親を新郎新婦の近くに配置するケースも多く見られます。
迷ったときは、血縁の遠さよりも、年齢・立場・当日の過ごしやすさを優先して考えるとスムーズです。
少人数婚でよくある席次Q&A


- 両家のゲスト数に差がある場合は?
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人数差がないカップルの方が少ないので、気にしなくても大丈夫!
人数差が目立たないように、人数多めの側のゲストを少ないほうに混ぜたり、両家混合のテーブルを作るなど、対策はさまざまな方法があります。10人前後の場合は「テーブルひとつを全員で囲むスタイル」、20人~30人と比較的多い場合は「高砂+円卓複数スタイル」が人数差を調整しやすくおすすめです。 - 子連れや車いす、妊婦のゲストへの配慮は?
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基本的に出入りしやすく、入り口に近い席にするのがベターです。
下記の事に配慮し、プランナーさんに事前に相談しておきましょう。
授乳中のお子さんがいる場合:授乳室の有無を事前に確認。車いすのゲストがいる場合:通路幅を確認し、移動がしやすい導線を心がける。
妊婦のゲストがいる場合:体勢を変えなくてよい席次にする。 - 家族婚に友人を呼ぶ場合は?
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新郎新婦に一番近い席次にしましょう。基本は上座にするのが一般的な慣例となります。
テーブルをひとつにする場合は、新郎新婦に近い席にして会話をしやすくする。また人数が多く複数テーブルにする場合は「高砂+円卓複数スタイル」で友人だけの席を用意すると、友人が親族に囲まれて気まずい思いをすることがなくなります。
少人数の結婚式:おすすめ席次まとめ
結婚式の席次は、ゲストが心地よく過ごすための大事な要素です。
席次の慣例はありますが、近年は結婚式の形態も多様化し、自分たちのおもてなしの気持ちを反映させやすい席次にするカップルも増えてきています。
特に年功序列よりも「誰が隣だと話しやすいか」を重視して席を決める方が多いです。
アットホームで家族みんなが心地よい雰囲気を演出できるような結婚式にしてくださいね。
お二人の大切な日がより一層輝くものとなりますように!



席次で大切なのは、式当日をみんなが居心地のよく過ごせることです
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